タンパク質について…その③

  • 2016年08月14日

 前回はたんぱく質の摂り過ぎの危険性についてお話しました。
 そのたんぱく質について、もう少しお話します。

 自然界を見て下さい。
 ライオンなどの肉食動物は、スタミナがなくて、しょっちゅう昼寝をしています。
 凶暴でパワーや瞬発力はありますが、長い距離を走る体力はありません。
 また、寿命も15年~20年と短めです。

 反対に、草食動物は長い距離を走りまわり、一日中立って過ごします。
 性格も癒し系というか、穏やかな生き物が多いですね。
 そして、ほとんどの生き物が肉食動物に比べて長命です。

 単純に人間と動物を比較は出来ませんが、中には野菜をほとんど食べないで、肉食動物のような食生活をしている人がいます。
 そういった人は、パワーや瞬発力は確かにありますが、スタミナが必要な長距離走などは、やはり不得手のようです。

 成長期は別として、成人の一日に必要なたんぱく質の量は、自分の体重の半分のグラムだと言われています。
 つまり、体重60kgの人はなら、30gで足りるということです。

 たんぱく質30gというと、豆腐1丁の四分の一くらいです。
 それ以上摂取したたんぱく質は、内臓に負担をかけて、体外に排出されることになるのですね。

 実際やってみると分かります。
 たんぱく質の摂り過ぎた日は、睡眠の質が悪く、水分を必要以上に欲し、次の日は、明らかに身体が重くてだるいです。
 私はたんぱく質のほとんどを大豆や豆腐から摂取しますが、豆腐や大豆でさえ、食べ過ぎると具合が悪くなります。

 現代人は明らかにたんぱく質の摂り過ぎです。
 そんな中、アミノ酸飲料なるものが市場を出回っていますが、一度でいいので、不足を補うことよりも、摂り過ぎの害を考えてみましょう。

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