ビタミンの過剰症
今回は、ビタミンの過剰症についてお話します。
ビタミンは身体に良いイメージがあります。
ですが、摂り過ぎてはいけないものもあります。
ビタミンAやビタミンEなどは、過剰に摂取することで、人体に悪影響を及ぼします。
これをビタミン過剰症と言います。
ですが、本当はそんなに心配することもないのです。
例えば、ビタミンAは(野菜の)ニンジンに多く含まれていますが、ニンジンを食べ過ぎて、ビタミンAの過剰症になることはありえないのです。
なぜならば、その前にお腹がふくれて食べられなくなるからです。
ニンジンを30本とか食べられないですよね?(笑)
ニンジンにはビタミンA以外にも、食物繊維をはじめ、他にもたくさんの栄養素が含まれています。
本来は、ビタミンAだけではなく、他の栄養素も含めた、調和のとれた状態で食べることが必要なのです。
こういう摂取の仕方をして、初めて人体に有益で、有効利用されるのです。
成分を分析し、ビタミンだけを抽出して、錠剤にしてそれを飲んでもほとんど有効利用されません。
それどころか、錠剤にしてしまえば、いくらでも飲めてしまいます。
ビタミン単独の偏った状態で、大量に摂取するから“過剰症”ということになるのですね。
さらに言うと、錠剤や課粒にするためには、砂糖や添加物を大量に使用しなければなりません。
こういったことを考えずに、効能や効果ばかりに目が行き、サプリメントを大量に摂取するのは、あまりお勧めできません。
結局、ビタミンやミネラルといった栄養素は、ありのままの食品から摂取するのが一番いいのです。
自然が一番です。
人間の手が加われば加わるほど、不自然なものになり、人体に悪影響を及ぼします。
玉ねぎが身体にいいとのことで“玉ねぎの錠剤”なんてものを、店頭で見かけましたが、そんなものを摂取するなら、ふつうに玉ねぎを食べましょう。
そっちの方がお金もかかりません(笑)