情報の正しさについて…その②
前回の続きの話をもう少ししたいと思います。
「ハンバーガーは、炭水化物のパンとたんぱく質のお肉が一度に摂れるんです。ビタミンを含むレタスなどの野菜も入っていて、人間に必要な栄養素がバランスよく含まれています」○○栄養士
駅の構内に貼ってあった○クドナルドの宣伝用ポスターに書いてあった内容です。
結論から言うと、この情報は間違いではありません。正しいことを言っています。
確かに、ハンバーガーの栄養素を分析すれば、炭水化物とタンパク質とビタミンが含まれているからです。
だからと言って、ハンバーガーが健康に良い食事だという結論にはなりません。
ハンバーガー = 栄養素が含まれている は正しいです。
ですが、ハンバーガー = 健康に良い は正しくないのですね。
“スーパーサイズミー”という映画があります。
1日3食、ハンバーガーだけを食べて生活すると、どうなるかを実験したドキュメンタリー映画です。
結果は悲惨でした。
何の問題もない健康な40代の男性が、1ヶ月間○クドナルドのハンバーガーとフライドポテトだけを食べて生活したところ、最終的には体重が10キロ近く増え、内臓脂肪の増加、肝機能の異常となってしまい、Drストップがかかりました。
最後の方はゲーゲー吐きながら、無理やりハンバーガーを食べているのがとても印象的でした。健康診断の数値の結果云々よりも、体がハンバーガーを受付なくなっていたのですね。
この結果をみてもまだ、ハンバーガーは栄養食で身体にいいと言えますでしょうか?
企業の一番の目的は利潤の追求にあります。
人々の健康のことよりも儲けることが優先なのです。
我々が毎日見ているテレビ番組も、CMというシステムで成り立っています。
つまり、広告宣伝で成り立っているシステムなのです。
無料で見れるかわりに、企業の様々な情報を浴びせられます。
そして、企業の一番の目的は“利潤を追求すること”なのです。
このことをしっかり頭にいれて、世間の情報の善し悪しを判断してほしいと思います。