腎臓について…その①

  • 2017年04月28日

 今回は腎臓のお話です。
 腎臓はとっても大切な臓器です。

 みなさんは腎臓がどんな働きをしているかご存知でしょうか。
 簡単にいうと、腎臓は人体のろ過装置です。

 汚れて濁った水をきれいにするために、ろ過したりしますね。
 それを人体の中で行っているのが腎臓というわけです。
 丁度腰のあたりに背骨を中心に左右二つあります。

 腎臓が炎症を起こしたり、機能が低下すると腰が痛みます。
 東洋医学では当たり前なのですが、西洋医学では腰痛は整形外科が受け持つので、腎臓のことに考えが及ぶことはありません。

 話がそれましたが、腎臓の役割は、いらないものと必要なものをろ過して分離しているのですね。いらないものは、尿として捨てられ、必要なものは再び血液に入って再利用されます。
 捨てられるものは主に尿素やクレアチニンなどです。
 反対に必要なものとして再吸収されるのは、水分、塩分、糖分、たんぱく質などです。

 全身の水分量や血液中の塩分・糖分の量が一定になるように、腎臓が働いてうまく調節しているのですね。
 そして、その調節には多くのホルモンが関与しています。
 このように、腎臓はろ過装置として大きな働きを担っています。
 
 濁った水をろ過する装置も、濁りがひどい水を流し続ければやがて機能を失います。
 つまり、糖分や塩分、たんぱく質など、人体にとって必要なものも、摂り過ぎれば腎臓に大きな負担になるということです。

 腎臓の働きの重要さが少しはご理解いただけたでしょうか。
 次回は腎臓について、東洋医学的な視点でお話ししたいと思います。

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