腎臓について…その①
今回は腎臓のお話です。
腎臓はとっても大切な臓器です。
みなさんは腎臓がどんな働きをしているかご存知でしょうか。
簡単にいうと、腎臓は人体のろ過装置です。
汚れて濁った水をきれいにするために、ろ過したりしますね。
それを人体の中で行っているのが腎臓というわけです。
丁度腰のあたりに背骨を中心に左右二つあります。
腎臓が炎症を起こしたり、機能が低下すると腰が痛みます。
東洋医学では当たり前なのですが、西洋医学では腰痛は整形外科が受け持つので、腎臓のことに考えが及ぶことはありません。
話がそれましたが、腎臓の役割は、いらないものと必要なものをろ過して分離しているのですね。いらないものは、尿として捨てられ、必要なものは再び血液に入って再利用されます。
捨てられるものは主に尿素やクレアチニンなどです。
反対に必要なものとして再吸収されるのは、水分、塩分、糖分、たんぱく質などです。
全身の水分量や血液中の塩分・糖分の量が一定になるように、腎臓が働いてうまく調節しているのですね。
そして、その調節には多くのホルモンが関与しています。
このように、腎臓はろ過装置として大きな働きを担っています。
濁った水をろ過する装置も、濁りがひどい水を流し続ければやがて機能を失います。
つまり、糖分や塩分、たんぱく質など、人体にとって必要なものも、摂り過ぎれば腎臓に大きな負担になるということです。
腎臓の働きの重要さが少しはご理解いただけたでしょうか。
次回は腎臓について、東洋医学的な視点でお話ししたいと思います。