食事の話…その①

  • 2016年04月22日

 今回から少し食生活についてお話ししようと思います。

 食事や栄養に関する本や情報は、世の中にはたくさんあります。
 “栄養のあるものをバランスよくきちんと取りましょう”
 “1日3回きちんと食事をとるのが一番良い”
 これらの情報がごく一般的でしょうか。

 こういった一般的な情報とは反対のものもあります。
“朝食抜きのススメ”とか、“1日1食健康法”とか、“マクロビューティック”なんかは一般論とは反対の立場ですね。

 中には極端な情報もあります。
 “炭水化物は一切必要ない”とか、“水を1日2リットル以上取りましょう”とか、“断食して癌を治す”だとか、フルーツだけを食べることを勧めている本もあります。

 これだけ情報が氾濫していると、いったいどの情報を信じればいいのかわからなくなります。自分の実践している健康法を頑なに信じている人も多いですね。

 みなさんはいったいどれが正解だと思いますか?
 答えは簡単です。

 どの情報も正しくて、どの情報も正解ではない。

 これが答えです。
 なぜならば、その人の状態によって何が正しいかは変わるからです。

 実践すべきことや摂るべき物は、その人の状況や体質でぜんぜん違います。
 ある人にとっては必要なものが、ある人にとっては有害になります。

 その時の状況、体質、年齢、性別、環境、地域、人種、季節、時間、その他もろもろのことすべてを考慮して、何が正しいのかを判断必要があります。
 そして、状況は刻々と変化します。

 その状況に合わせて、その都度何が正しいのか判断していくことが大切です。
 今の自分にとって何が大切で、何が必要なのか。
 また、何がダメで何が不必要なのかを考えてください。
 テレビや雑誌の健康情報は、うのみにせずに上手に参考にしましょう。

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