不妊症
不妊症でお悩みの方…
漢方治療の方針を説明しましょう。
子供が出来ない理由は色々あるのですが、大きく3つに分けて考えることが出来ます。
一つは、男性に問題がある場合です。男性の精力や活力が問題で懐妊しないというケースも最近では多いようです。
この場合も効果的な漢方薬が色々あります。
次に女性の不妊治療をお話します。
ますは、ストレスなどでホルモンバランスが崩れて、生理や排卵に異常が起きている場合です。
もう一つは、血液自体の不足や血行不良、子宮や下半身の冷えが原因で懐妊しないケースです。
上記の理由が重なっている場合もあります。
こういった様々な理由をきちんと見極めて、適切な漢方薬を服用し、治療を進めていく必要があるのですね。
漢方薬は、ストレスを軽減し、ホルモンバランスを整えるものや血液の不足を補うもの、冷えを改善し、血行を促進するものを中心に服用して、治療を進めていきます。
具体的な治療方法を少し解説します。
排卵がきちんと行われている場合は、基礎体温を元に排卵前後で異なった漢方薬を使用します。
月経後から排卵まで(低温期)の約2週間は、補精薬や補陰薬を使い、妊娠しやすい状態を作っていきます。
排卵から月経までの2週間(高温期)は、補陽薬を中心に、子宮や体内をあたため、授精や着床を促していきます。
基礎体温をつけている方は、ご相談の際にそちらをお持ち下さい。
月経前の精神的、身体的コンディションを整えるものも必要に応じて使用して行きます。
排卵がない、月経異常などの場合、まずはそちらを整えることを中心に、体質改善を図っていきます。
西洋治療と同時に行うことも出来ますし、副作用の軽減にも役に立ちます。
不妊治療に漢方という選択肢も入れてみてはいかがでしょうか。
※ 不妊治療は実際にご来局ください。スカイプ相談やネット販売では正しい治療が出来ません。