インフルエンザについてその2
インフルエンザについての続きです。
前回は、西洋医学的な治療方法などを解説させていただきました。
今回は、東洋医学的な立場から、具体的な対策方法を述べたいと思います。
インフルエンザは一応、風邪の分類ですので対応は基本的に風邪と同じになります。
なんといっても初期対応が肝心です。
やばいな?おかしいな?と思ったら葛根湯を服用して下さい。
葛根湯よりも温める力が強い、麻黄湯(まおうとう)ならさらによいです。
これらはともに身体を温める風邪薬ですので、寒気を感じる初期に服用しなければ効果がありません。
この初期対応がうまく行けば、インフルエンザといえでも、悪くなる前に治ってしまいます。
葛根湯もしくは黄麻湯を常に常備しておくとよいでしょう。
この初期対応が間に合わなかった場合はそれぞれの症状によって、飲む薬が変わります。
のどが痛い、頭が痛い、寒気はなく熱がある、体が熱いなどの症状の場合 → 銀翹散(ぎんぎょうさん)
高熱がでてのどが痛む・乾く場合は 白虎加人参湯を加えて服用する。
腹痛・下痢・吐き気などの症状に移行した場合 → 柴胡桂枝湯
咳が激しく出る。咳だけが残った → 五虎湯
ざっとですが、こんな感じです。どれもドラッグストア等で手に入ります。
どちらも1日3回が基本ですが、多少多めに飲むことをお勧めします。3時間おきに1日5回くらい飲むと良いです。
以前の記事“風邪の上手な治し方”も参考にして下さい。
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