タンパク質について…その①
今回はたんぱく質についてお話ししたいと思います。
たんぱく質は主に、肉、魚、卵などの動物性のものと、大豆や豆腐などの植物性たんぱく質があります。豆類ですね。
肉や魚を食べないと、スタミナがつかないと思い込んでいる人がいます。
そもそもスタミナとはいったいなんでしょうか。
仮に、スタミナとは“朝から晩まで一日中働いても、まったく疲れを感じないくらいの体力”と定義しましょう。
私の経験では、お昼にお肉たっぷりのスタミナ定食なんて食べると、その後だるくて動きたくなくなります。眠たくなる人もいるのではないでしょうか。
肉や魚などの動物性たんぱく質は、消化吸収にとてもエネルギーを使います。
上の定義で言えば、かえってスタミナがなくなる道理です。
それに対して、穀物と野菜を中心に、空腹を除く程度の量を良く噛んで味わって食べると、消化吸収にそれほどエネルギーを使うことなく、スムーズに仕事に移行できます。
場合によっては、何も食べない方が動けたりします。
みなさんも経験があるでしょう?
お昼を食べる時間もないほど忙しく働いたとき、夢中になって食べることなど忘れてしまうほど、よく集中して動いているのです。
反対に、家で何かを食べながらダラダラ過ごしている時は、だるくて動くのがおっくうではないですか?
食べ物の消化吸収は、我々が考えている以上にエネルギーを消耗します。
皮肉なことに、スタミナや栄養をつけようと必要以上に食べると、かえってスタミナを消耗してしまう結果になるのですね。
特にたんぱく質は、他の栄養素に比べて、消化吸収、そして代謝にとてもエネルギーが必要なのです。
次回はこのことについてもう少し掘り下げてみましょう。