心臓のお話…その①
今回は心臓についてです。
心臓の一番の役割は、全身に血液を送り届けるポンプとしての機能です。
血圧が高いとか、低いとかいうのは、この心臓のポンプの力を言っているのですね。
血圧が高いということは、心臓が高い圧力をかけなければ、全身に血液を送れない理由があるということです。
血液がドロドロだったり、脂肪で血管が圧迫されているなどの理由が考えられます。
その根本の原因を改善せずに、ただ血圧だけを下げるために降圧剤を服用することに意味はありません。
降圧剤の中には、心臓の力を弱くして血圧を下げるようなものもあります。
もともと、血液がドロドロで流れが悪いため、仕方なく心臓が高い圧力をかけて送り出しているのです。
それを薬の力で無理矢理心臓の力を抑えて、血圧の数値だけをコントロールすることに、おかしさを感じませんか?
脳血管の破裂や脳出血は確かに予防しなければなりませんが、心臓の負担を増やすような食生活や、飲酒を見直さずに、薬で数値だけを正常範囲内に収めると言うのは、本当の意味での治療とは言えません。
獣肉や油物の多食、塩分や糖分の摂り過ぎ、飲酒や水分の過剰摂取が、血液の流れを阻害し、心臓の負担を増やしています。
心臓が負担なくスムーズにポンプするためにはどうするべきか、今一度考えましょう。